口腔乾燥症についてDENTISTRY 2022年8月9日
口腔乾燥症とは唾液の分泌が低下し、口腔内が乾いた状態になることです。
口腔乾燥症の症状
口の中が乾くと下記のような症状が認められます。
- 粘膜の障害や舌粘膜の痛み
- 義歯の不安定
- 舌苔の増加
- カンジダ症の発症
- う蝕や歯周炎の発症・憎悪
- 味覚低下や味覚障害
- 飲みこみにくい、話しにくい
口腔乾燥状態の口腔内、舌に唾液がみられなかった。
口腔乾燥の原因
口腔乾燥の原因として以下の事柄が挙げられます。
- 加齢
- 服薬
- 放射線治療
- シェーグレン症候群
- 神経性の食欲不振
- 口呼吸、飲水行動制限、ストレス
- 乾燥した室内環境
口腔乾燥の治療
原因療法
原因となっている生活習慣や服用薬剤、全身状態などを把握して改善する。
対症療法
唾液分泌低下や口腔乾燥感による口腔症状の改善や治療を行う。
原因療法については専門の医療機関の受診を勧めます。対症療法として下記を参考にしてください。
- 耳の前側斜め下あたりの耳下腺(唾液をつくっているところ)のマッサージ
- 食事の時はよくかんで食べる
- こまめに水分補給をする
- 人工唾液、保湿剤を使用する
人工唾液・保湿剤。液体、ジェルなど各種が発売されている。
気になる症状のある方はお気軽に歯科センターまでご相談ください。