事務部CLERK
事務長挨拶
現代医療において、事務職員に求められる役割や
能力はますます大きくなり
事務系専門資格を生かしながら医療機能の一部と
して役割を果たす機会も拡がりました。
松本協立病院には8つの事務系職場があり
それぞれ職場の役割に応じて日々の業務を全うし
病院において欠かせない存在となっています。
それと同時に、事務系職場全体が一体となった組織運営を目指し
法人・グループ事務部門の方針として以下の3つを掲げています。
- 正確な事務実務を通して、他職種とともに医療活動そして経営を推進すること
- 他職種協働の医療を推進するため、職員を組織・調整し、チーム運営の要となること
- 無差別平等の医療や平和を守る活動、地域や友の会とともにまちをつくる活動を推進すること
社会医療法人中信勤労者医療協会
松本協立病院 事務長 柴田 尚史
地域医療福祉連携室・予約センター
地域の医療機関や介護事業所と連携して患者さんに適切な治療やケアを受けて頂けるよう橋渡しをする部署です。 紹介患者さんの予約や検査の説明、緊急で入院治療が必要な患者さんの受け入れや他病院からの転院調整も行います。連携強化のため医療機関や介護事業所へ赴き、当院のことをお伝えしながら要望や困りごと等を情報収集する事も地域医療福祉連携室の大事な業務です。予約センターでは、当院の外来で発生した検査や入院の説明、電話での予約変更業務等を担っています。
地域医療福祉連携室はこちら医療福祉相談室
医療福祉相談室では、病気を転機として起きた変化に対して、患者さんが何に困っているかをお聞きし、公的制度や福祉等につなげる支援を行っています。相談内容は介護に関わる事や経済的な相談等、多岐にわたります。退院後に介護サービスが必要になる患者さんや、自宅に戻れず施設への入所が必要となる患者さんに対しても、入退院支援の担当看護師と連携しながら支援を行います。また、患者さんの立場に立って、医療従事者という専門職と患者さんとの間を通訳として橋渡しする役割も担っています。
医事課
外来では、新たに来院した患者さんのカルテ登録や診療受付、外来診療費の請求業務、電話応対等を行っています。医事課は院内全ての部署と接するため、患者さんがスムーズな診療を受けられるように病院と患者さんの架け橋となれるように努めています。また、通院が困難となった患者さんへの訪問診療(往診)の説明など、在宅医療に関するサポート業務も行っています。
入院では、主に入院診療費の請求業務と、事務的な目線から病棟運営のサポートを行っています。病棟では医療行為を正しく請求へ反映させるための調整や、経済的な困難をかかえた患者さんを医療福祉相談室につなげる等、様々な部署と連携し業務を行っています。入院は外来よりも医療費が高額になる事が多いため、患者さんに対する高額療養費等の公的制度の説明も重要な業務です。
医療秘書課
医師の事務作業を補助し、医師の労働負担を減らすことを目的とした専門職員が、医療秘書(医師事務作業補助者)です。外来では、実際に診察に立ち合いながらオーダーやカルテ記載の代行入力(診療補助)業務※や、医師から検査や入院等の指示のあった患者さんの誘導を行います。月に300枚を超える様々な書類の下書きや、データベースへの症例登録など、目に見えにくい縁の下の力持ちとしての業務も多いのが特徴です。
※循環器内科、糖尿病科、呼吸器内科、心臓血管外科、肛門外科、整形外科等の一部の診療科で実施。
医局事務課
医師の勤務体制作成等のスケジュール管理、学術活動やその他諸手続きのサポートを行い、医師が医療行為に専念できる環境をつくります。医師の健康管理、労務管理、業務負担軽減を日々コーディネートし、医師働き方改革の対応も行います。臨床研修病院の医局事務として臨床研修医・専攻医のサポートや研修計画の作成に関わります。医学生の窓口として病院実習のコーディネート、採用に至るまで幅広く関わります。
健診課
就職用、進学用の健診、友の会健診、国保特定健診、企業健診、協会けんぽの生活習慣病予防健診、人間ドック、登山者検診、心臓ドック等の各種健診業務を行っています。従来の「病気を見つける」健診から、「病気を予防して健康で過ごすための支援行う」健診に役割が変化している中、健診結果の作成は機械の自動判定だけに頼らず、昨年からの変化の有無や努力が見えた部分に対して個別に評価をお伝えする等のこだわりを持って行っています。健診結果から要精査になった方を受診へつなげる取組にも力を入れています。
健診・人間ドックはこちら病院総合企画室
当院がこの地域で継続して医療提供を行っていくために、経営と医療の質向上の両面から各種データ分析や改善計画立案を行い、それを具現化するための役割を担っています。また、重要な病院の情報を内外に発信する広報業務や、RPAやAI問診の導入等、働き方改革に対応した病院DXに関する業務も担っています。
診療情報管理室
診療情報管理室では、診療記録の保管、管理、点検、運用、入院患者数や疾患の種類などの統計用データ作成等の業務を行っています。現在は、これらの業務に加え、同意書やカルテ記載内容の点検を行う量的監査や、DPC入院料請求のための病名が正しく付けられているかの点検、患者さんから要望によるカルテ開示に関する業務も担当しています。厚生労働省に提出するDPCデータの作成・点検も重要業務です。