臨床工学科MEDICAL ENGINIEER
部門紹介
臨床工学技士は、生命維持管理装置の操作および保守点検を行う事を業務とする医療機器の専門医療職種です。
病院内では、外来や病棟、手術室や集中治療室などにおいて横断的に業務を行いつつ、医師や看護師など様々な医療従事者とともに、医療機器を用いたチーム医療の一員として生命維持をサポートしています。
また医療機器の学習会などを通して他職種と連携を図りながら、医療機器を安全使用することで良質な医療が提供できるように努めています。
スタッフ紹介(2024年4月現在)
臨床工学技士 | 18名 |
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資格取得
体外循環技術認定士 |
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不整脈治療専門臨床工学技士 |
心血管インターベンション技士 |
透析技術認定士 |
3学会合同呼吸療法認定士 |
医療機器情報コミュニケーター(MDIC) |
所属学会
日本臨床工学技士会 |
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長野県臨床工学技士会 |
人工臓器学会 |
日本体外循環技術医学会 |
日本不整脈心電学会 |
日本心血管インターベンション治療学会 |
日本医療機器学会 |
業務内容
手術室業務
手術室では、心血管手術時の人工心肺装置や心筋保護液装置・自己血回収装置などの操作や、外科の腹腔鏡下手術・心臓血管外科の胸腔鏡下手術における内視鏡用ビデオカメラの操作、麻酔器やモニタなどの周辺機器の管理などを行っています。
心臓血管撮影室業務
心臓血管撮影室では、虚血治療時に冠動脈や末梢血管治療で使用する機器(IVUS・体外式ペースメーカ)、補助循環装置(IABP・ECMO)、除細動器の操作などを行っています。
また不整脈治療では、ペースメーカ植込治療時にペースメーカプログラマーの操作や、Ablation治療時に身体に電気的刺激を負荷するための装置(診断用心臓電気刺激装置・経皮的心焼灼術用電気手術ユニット)の操作などを行っています。
透析室業務
透析室では、透析プライミング業務・穿刺業務・返血業務などの臨床対応やOnline-HDF治療を行うための超純粋透析液の水質管理などを行っています。
また、VA(バスキュラ-アクセス)管理では、シャントエコーの検査や、シャントPTA(VAIVT:経皮的シャント拡張術)の術中清潔介助などを行っています。
内視鏡室業務
内視鏡室では、上部消化管内視鏡検査(EGD)、下部消化管内視鏡検査(TCS)、超音波内視鏡検査(EUS)、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)、気管支鏡検査(BFS)の検査介助や内視鏡検査機器の洗浄などを行っています。
集中治療室業務
集中治療室では、人工呼吸器や補助循環装置(IABP・ECMO)の使用中点検や、腎代替療法として持続的腎代替療法(CRRT)や間歇的腎代替療法(IRRT)、その他のアフェレーシス療法として血漿交換療法(PE)や血液吸着療法(HA)などを行っています。
医療機器管理業務
医療機器管理業務では、病院内で使用される様々な医療機器の貸出・返却を中央管理化し、輸液ポンプや透析装置などの医療機器の定期点検を、安全使用ができるように計画的に行っています。
すべての医療機器の機器選定・購入から定期点検・保守点検・廃棄まで関与し、コスト削減・リスクマネージメント・感染対策などの多様化に対して、Sustainableな医療機器管理運用を目指しています。
臨床実習受け入れ
新潟医療福祉大学 |
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