狭心症に対する手術(冠動脈バイパス術)CARDIOVASCULAR
狭心症と冠動脈バイパス術
心臓を栄養する冠状動脈が動脈硬化などで狭搾、閉塞を起こすと心臓に栄養が行き渡らなくなり、胸の痛みや息切れなどを自覚するようになります。
カテーテル検査などで詳しく狭い場所を確認して、その先にバイパス移植術を行います。当院では冠動脈バイパス術は人工心肺を使用しない心拍動下手術(off-pump CABG)を標準術式としており、人工心肺を使用しないことで体に対する負担を軽減するようにしております。
バイパスに使用する血管はあばら骨の裏側を走行していて、もっとも長持ちするといわれている内胸動脈を左右2本使用して、その他は下肢の静脈や胃の動脈、腕の動脈などを状況に応じて使用しております。
良好な開存率を維持、安心できる吻合形態を心掛けています。
- 内胸動脈 – 回旋枝
- 内胸動脈 – 前下行枝
これまでの筆者自身の成績 (2014年まで)