心臓弁膜症に対する手術(弁形成・人工弁置換術)CARDIOVASCULAR
弁膜症手術
心臓には4つの部屋があり、それぞれの部屋の出口には逆流防止のための弁が存在しています。この弁が傷んで、逆流を起こしたり、狭くなって血液の流れを悪くします。
最近では高齢化に伴った大動脈弁狭窄症を含め、心筋症に伴う僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症の患者様が増加しています。
図:大動脈弁狭窄症(動画)
正常の弁の動き 3cm²
重症 狭窄症 1cm²以下
重症になると心不全を起こしてきます。
図:逆流と機械弁による弁置換術(動画)
大動脈弁閉鎖不全症
大動脈弁置換術後
図:弁形成
当院では修復可能な弁に対しては、自分の弁を残したままの弁形成術を第一選択で行っています。通常の僧帽弁閉鎖不全症では多くの場合、自分の弁を残して弁形成術が可能です。最近では弁が短くて足りない場合や硬くて合いが悪い場合などは、自己心膜を処理して弁を新たに再建することも積極的に行っています。