人工透析内科KIDNEY
透析室
当施設は2000年4月より塩尻市唯一の透析室として開設し、医師・看護師・臨床工学技士・管理栄養士・医療ソーシャルワーカーなど多職種で連携をとり、患者さんお一人おひとりの病態や栄養状態などに合わせた質の高い透析医療の提供に努めています。
塩尻市をはじめ近隣市町村の透析患者さんに対する外来透析(昼間・夜間)および長期入院や施設入所が必要な患者さんの透析治療も行っています。
概要
- ベッド数
- 23床(個室 1床含む)
- 透析スケジュール
- 午前透析 8時~ (月~土)
午後透析 14時~ (月・水・金) 、13時30分~(火・木・土)
- 透析機器
- 多用途透析用監視装置:DCS-200Si 22台
個人用多用途透析装置:DBB-200Si 1台
透析通信システム (Future Net Web+)
多人数用透析液供給装置:DAB-NX
全自動溶解装置:日機装社製DAD-50NX
透析用逆浸透精製水システム:NFR-1800E
- 設備
- アーム式テレビ完備
無料 Wi-Fi完備
スマートフォン、タブレット端末、パソコン等の機器を使ってインターネットに接続可能です。
- 通院送迎
- 透析専用の通院送迎を実施しています。
- 食事提供
- 透析中または透析後に食事摂取できるように栄養科と連携し提供しています。
1食515円
スタッフ構成
医師 | 由井 弘(日本透析医学会専門医) |
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看護師 | 10名 |
臨床工学技士 | 3名 |
各認定取得者
透析技術認定士 | 5名 |
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専門血液浄化臨床工学技士 | 1名 |
認定血液浄化臨床工学技士 | 2名 |
透析室の取り組み
栄養
当院では患者さんの全身状態を把握し、低栄養を防止することを栄養目標に挙げ、年間2回、栄養評価表を活用し管理栄養士とともに栄養指導を実施しています。患者さんと相談しながら、透析中やご自宅での間食の提供を積極的に行い「食べる」を意識するようお伝えしています。また、ご家族にも協力をしていただき、多職種との連携を図り患者さんの低栄養を改善できるよう心がけています。
フットケア
透析療法の合併症による下肢切断等から患者さんの足を守るため継続的に足の観察を行い、異常の早期発見・早期治療に努めています。患者さんの足の状態によって、透析中に爪切りや清潔を保つためのケアを実施しています。
VA(バスキュラーアクセス)管理
透析治療においてVAはとても大切なものです。VAマッピングの作成や閉塞の予防と異常の早期発見をして長くトラブルなくVAを使用できるよう患者さんと一緒に管理を行っています。また、穿刺困難な患者さんへはエコーガイド下による穿刺を行っています。
オンラインHDF
当院ではすべての装置がオンラインHDFに対応しております。患者さんの栄養状態・血液検査データ・透析中の血圧・日常生活で感じている自覚症状などを総合的に検討し、患者さん個々の病態に合わせオンラインHDFを施行しています。
血液透析とは
血液を体から取り出し、ダイアライザーといわれる人工腎臓を通して血液中の老廃物の除去、電解質の調製、余分な水分の除去を行いきれいになった血液を体に戻すという治療です。
オンラインHDFとは
オンラインHDFとは厳密な水質管理により製造された超純水透析液と大量のオンライン補充液を用いて血液濾過透析を行う治療法です。これにより通常の血液透析だけでは除去が困難な物質を除去することが可能となり、透析アミロイドに関連する骨・関節痛、皮膚のかゆみ、不眠、レストレスレッグス症候群(足のむずむず)、栄養障害、透析中の血圧低下など透析を受けられている方に発生するさまざまな症状の改善につながる治療法です。
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個室
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更衣室
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待合室
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透析用水作製装置/透析液供給装置
医師紹介
由井 弘 (ゆい ひろし)
趣味:登山(特に山スキー)
所属学会・専門医資格
・日本内科学会(認定医)
・日本透析医学会(専門医)
・日本腎臓学会
・日本糖尿病学会
・日本透析療法学会