栄養科NUTRITION
お知らせ
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栄養科理念
- 患者様一人一人に喜ばれる食事を考え、まごころのこもった食事の提供をします。
- 「美味しい」「楽しみ」と言われる食事を365日提供していきます。
- 栄養科スタッフが 「食の番人」としての意識を持ち、安心安全な食事提供を実践します。
ごあいさつ
当院では、入院患者様の年齢や病態に合わせて少しでも食事を楽しみにしていただけるよう、季節感のある行事食や誕生日の方への誕生日ケーキの提供、毎月季節に合わせたお弁当提供も行っています。
また日頃からの患者様のお言葉や食事のアンケートでのご意見を取り入れ、食材の検討、調理法や味付けの見直し、さらに新しいメニューの検討を行い、より満足いただける食事作りに取り組んでいます。
スタッフ紹介
栄養調理科:管理栄養士 | 1名 |
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調理師 | 7名 |
洗浄・補助業務 | 10名 |
当院の栄養科の特徴は、直営での給食業務を行っています。給食管理と栄養管理を一体化にすることで、連携がしっかり行き届き、早期栄養改善に取り組めています。
入院中の食事について
入院中の食事は医師の指示に基づき、患者様の病状に応じて提供しています。
入院中の食事についての要望や質問、不安点等ありましたら、主治医または病棟スタッフにお伝え下さい。
管理栄養士又は調理師が病室まで伺います。
また栄養科では定期的に調理師、管理栄養士が患者様のベットサイドに訪問し、食事摂取量や食べにくさがないか等の確認に伺わせていただきます。これらの情報を病院スタッフと共有し栄養状態の評価や栄養状態の維持改善が出来るよう栄養面でサポートしています。
適時・適温の配膳の実施
当院では「温冷配膳車」を使用しています。
冷たいサラダや和え物、果物は冷たい状態で温かい料理、ご飯や汁物は温かい状態でお届けできるよう心掛けています。
お食事の時間
朝食 | 昼食 | 夕食 |
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8:00 | 12:00 | 18:00 |
箸やスプーンや介助コップ等は当院で用意しています
食事形態
塩尻協立病院の食事形態は下記一覧での提供になっています。
名称 | 常菜食 | 常菜食一口大 | 軟菜食一口大 | あら刻み食 | 刻みとろみ食 | ミキサー食 | 嚥下Ⅰ |
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咀嚼の必要性 | しっかり嚙める | 噛む力が弱い | 容易に噛める | 歯茎でつぶせる | 舌でつぶせる | 噛まなくてよい | 噛まなくてよい |
学会分類 2013 |
一般食事 | 一般食事 | |||||
栄養量目安 | 米飯(150) | 米飯(150) | 全粥(330) | 全粥(330) | 全粥(220) | ミキサー粥(220) | なし |
1600kcal | 1600kcal | 1600kcal | 1600kcal | 1400kcal | 1300kcal | 1食180kcal | |
内容 | 基本柔らかめの食事になっています。食材も食べやすい大きさになっています。 | 常食を一口大の大きさにカットした食事になります。 | 繊維質の多い食材を除き、とても柔らかい一口大の食事になります。 | 軟菜食をほぐした形状にして、食べやすい食事になっています。 | 機器で食材と煮汁か出汁などの水分とトロミ剤で刻んだ食事になります。 | 機器で食材と煮汁か出汁などの水分とトロミ剤でなめらかになるまで粉砕した食事になります。 | 19種類のゼリーから2種類 |
行事食
お正月、節分、ひな祭り、七夕、十五夜、クリスマスなど季節ごとの行事をテーマにした食事を提供しています。食事に添えるメッセージカードは折り紙を使うなど季節感を大切にしています。嗜好を変えて、毎月一回お弁当箱に詰めて食事提供をしています。
病棟レクレーションの一環でお寿司バイキングやケーキバイキングなどを病棟スタッフと連携を取りながら行っています。
食材は出来る限り国産、地産の物を使用し、安心・安全な食事作りと食べる楽しみを感じてもらえる食事を心がけています。
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お正月はお弁当でのおせち提供になります
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母の日弁当(薔薇巻き寿司)
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行事食カードは必ず添えて
季節感を楽しんでいただいています
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秋の味覚弁当
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お汁粉は舌でもつぶせるよう改良して
喉に詰まらないよう滑らかなお餅になっています
クリスマスは病棟ケーキバイキングを開催
好きなケーキを3つ選んでもらいながら、楽しんでいただいています。(現在は3点盛りでの開催)
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寿司バイキング
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フルーツポンチ(スイカを型取り、入れ物として季節感を演出しています)に調理師が目の前で炭酸を入れ、夏らしさを演出しています。
献立作成
献立は季節を感じていただけるよう、管理栄養士と調理師が工夫しながら作成しています。また地元の米、野菜を利用し地産地消を心がけています。
科内小委員会
- 週1回サイクル献立のチェック見直し等検討の委員会
- 行事食やお弁当内容等の検討の月1回献立委員会
- 食べやすさや、 食形態の見直し等の検討の月1回喋下委員会
上記委員会の実施、調理師/管理栄養士が協力し知恵を出し合っています。必要時は言語聴覚士や病棟スッタフとも話し合いや試食を行い連携しています。その他にも衛生、災害、物品等の各小委員会があり、日ごろから、安心安全な食事提供するために、患者様の声を士気(モチベーション)に日々奮闘しています。
調理
当病院では、食事面での入院生活を少しでも楽しく過ごしていただくために主菜副菜デザートまで出来るだけ「手作り」にこだわり提供しています。
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オムレツも手作りで提供
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餃子も手作りで焼いています
洗浄
食器洗浄等は洗浄機を使用し、規定の温度守りながら洗浄、乾燥を行っており、衛生管理には十分注意し、業務をしております。
栄養管理
給食管理
それぞれの患者さんの疾患に合わせた食事を医師の指示に基づき管理栄養士が献立を作成して提供しています。季節の食材を取り入れ、美味しく召し上がれるよう工夫し、より食べやすく、より喜ばれる食事を提供できるよう取り組んでいます。
多職種連携
糖尿病チーム、褥瘡対策チームの一員として活動しています。また透析室の医師・看護師・臨床工学技士と連携し、透析患者さんに関わっています。給食運営についても多職種で検討し連携を図っています。
栄養相談
医師の指示に基づき、入院および外来患者さんとそのご家族にそれぞれの疾患に対応した栄養相談を実施しています。生活状況や嗜好を伺い、取り組みやすい食事を提案するように心掛けています。食事についてご不明な点がありましたら医師・看護師にご相談ください。
調理相談
在宅での食事に不安が少しでもあるご家族のために、病院調理師が資料と共に丁寧に実演調理を行い、嚥下状態に合わせて調理相談を行っています。また不安があればお電話していただければ対応致します。その他とろみ剤の使用の相談、入手方法等も丁寧にご相談させていただきます。
塩尻協立病院 栄養科
直通電話:0263-53-7120